ソフトバンクエアーはスマホのように「電波」を使ってインターネットに接続するサービスなので、エリア内であれば契約住所以外でも理論上利用できます。
そのため自宅とは別の場所で使いたいと思っている方もいるはずです。
しかし!ソフトバンクエアーは「契約住所以外での利用は禁止」です!
持ち運びができない決まりなんですね、詳しく解説していきます。
ソフトバンクエアー(SoftBank Air)とは
ソフトバンクエアーは置くだけでインターネットにつながるホームルーターです。
家専用のWi-Fiルーターみたいなものと認識していただければバッチリです!
ソフトバンクエアーは契約住所以外でも使えるが原則禁止
工事不要でコンセントに差し込むだけでインターネットにつながる手軽さがウリのソフトバンクエアーですが、例えば自宅以外の実家や職場、ホテルや旅行先など、別の場所に持ち運んで使ってもいいでしょうか?
ソフトバンクエアーは、電波を使ってインターネットに接続するサービスですから、理論上は契約住所以外でもエリア内であれば使えるには使えます。
しかし、ソフトバンクエアーは契約住所以外での利用は規約違反となってしまいます。
その為、電波のエリア内であれば理論上インターネット接続できてしまいますが、それをすると強制的に解約させられてしまうこともあるのです。




Q:ソフトバンクエアーは契約住所以外で使うとバレてしまうの?
いくら禁止されているとは言っても、工事するわけでもないしコンセントにつなぐだけなので何も言わず別の場所で使ってもバレないのでは?と普通は思うことでしょう。
しかし残念ながら、かなりの確率でバレます。笑
ソフトバンクエアーはスマホとは違う周波数帯の電波を使っていて、どのソフトバンクエアーがどの基地局エリアで使われているかをSoftBank側は全て把握しています。
ですので、勝手に別の場所に移動させると基地局のエリアが変わりますから、それで別の場所で使っていることがバレてしまうのです。
理由は、ソフトバンクエアーはエリアごとのユーザー数を管理しており、1つのエリアに利用者が増えすぎないように契約台数を調整しています。
1エリアに人が増えすぎると回線がパンクし速度が遅くなってしまうからです。
ソフトバンクエアーを契約住所以外で使うと強制解約の場合も
では違反した場合はどうなってしまうのか?
ソフトバンクエアーを契約住所以外で利用すると、契約を解除される場合があります。
契約した住所以外で利用するとメールやハガキなどで警告されます。
それを無視して別の場所で利用を続けると強制解約となる訳です。
強制解約になればソフトバンクエアーが使えなくなるばかりか、契約期間中なら10,450円(税込)の契約解除料に加え、本体の残債金まで一括請求されてしまうことになります。
《悪い例》車の中でソフトバンクエアーを使ったら・・・
余談ですが、ソフトバンクエアーを車の中で使った方がいたそうです。
キャンプ用に購入していたコンバーターと組み合わせれば理論上は可能です。
しばらくするとソフトバンクから「ご申告住所でのご利用のお願い」というハガキが送られてきたそうで、それも無視しているとある日インターネットに全く繋がらなくなった。
はい、強制解約ですね。極端な事例ですが注意しましょう。
ソフトバンクエアーを契約住所以外で使うと法に触れる危険性も


携帯電話やWiFiの電波には総務省が定めた「電波法」が適用されており、国内の送受信される基地局からの電波は法律で定められています。
ソフトバンクエアーも対象で、受信できるからといって手続きも何もせずそのまま無断で使用し続ければ電波法や不正アクセス禁止法に抵触する恐れが極めて高くなります。
ソフトバンクエアーはモバイルではなくホームルーター
ソフトバンクエアーは、「モバイルルーター」ではなく「ホームルーター」です。
モバイルルーターは、バッテリーを使ってどこでも持ち運んで使えるかわりに、毎月のデータ通信量に上限がある(ない場合もあります)というのが特徴です。
対してホームルーターは、通信制限がないかわりに、電源はACアダプターのため利用場所は契約住所の室内のみ(コンセントがあるところ)となります。
そもそも契約種別が全く異なるサービスですから、ここを勘違いしている方も多いのではないでしょうか。
ソフトバンクエアーは引っ越しの手続きさえすればOK


ソフトバンクエアーは、申し込み時に登録した住所内での利用を前提とした契約が結ばれますが、永久的にその契約住所でしか使えないという訳ではありません。
正規の手続きを取れば、最初の契約住所以外でも利用することは可能となります。
手続き方法は、電話かMySoftBankにて引越し先を登録するだけです。
- My SoftBankにログイン
- メニューから「お引越しの手続き」を選択
- 新しく使いたい場所の住所を入力
- 提供可否を確認し、申し込み完了
簡単ですね。
もちろん移動先がソフトバンクエアーの提供可能エリア内ということが条件になりますので必ず確認はして下さいね。
引越し先がソフトバンクエアーのエリア外だった場合
万が一引越し先がソフトバンクエアーの提供エリア外だった場合は、「引越し完了日から8日以内」であれば無料で契約を解除することができます。
しかし、本体を「分割払い」で契約している人は、ソフトバンクエアーターミナルの返却は必要ないですが、端末の残債は一括請求されますので注意してください。
ソフトバンクエアーの持ち運び使用まとめ
- 契約住所以外での利用は禁止
- 違反すると強制解約、法に触れる危険も
- 手続きさえ踏めば別の場所でも使える
ソフトバンクエアーは、コンセントに差すだけで手軽にネット接続できるので、どこでも持ち運んで使ってもいいと勘違いされている方もいらっしゃいます。
しかし、自宅内で使うことを想定としたホームルーターであることから、契約住所以外での利用は禁止されており、持ち運びもできません。
もし無許可で別の場所で使い続けてしまうと、強制解約になるばかりか、最悪の場合は法律違反で罪に問われてしまう危険性もあるのです。
どうしても契約住所以外で使いたいのであれば、簡単な手続きさえ踏めば問題なく使えますのでしっかりルールを守って利用しましょう!